腰痛の症状別治療法 その2

脊椎の炎症、脊椎の腫瘍、内臓が原因の腰痛

これらの病気に共通している特徴は、動作に関係なく「どんな姿勢をしても痛い」ということです。
この場合は病院に行き、検査を受けましょう。

炎症による腰痛には、化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎などがあります。
早期に見つかれば抗生物質による薬物療法が基本ですが、大量に膿がたまった状態の場合は
手術で膿と病巣部を取り除いて骨移植をし、固定します。

腫瘍による腰痛には骨腫瘍がありますが、他の臓器から転移したものが多くみられます。
腰や背中の痛み、それが次第に強くなり、寝ていても痛くなります。
腫瘍が脊髄を圧迫すると、手足に痛み、痺れ、麻痺、歩行障害、排尿・排便困難などが起こることがあります。

ガンの大きさが小さければ放射線治療法、ホルモン療法、抗がん剤などの治療を行います。
手術や放射線療法で治療を行います。
根治が困難な場合でも、骨折による激痛を取り除く手術は出来ます。

内臓が原因の腰痛は、安静にしても、どんな動作でも痛むという特徴があり、発熱や腹痛、不正出血などの症状を伴うことも多いです。
動脈硬化症など循環器系疾患、腎盂腎炎などの泌尿器系疾患、胃・十二指腸潰瘍や肝炎などの消化器系疾患、子宮筋腫などの
婦人科系疾患、その他帯状疱疹やインフルエンザ、風邪によっても腰痛が起こります。

急性腰痛(ぎっくり腰など)

重いものを持ったり、かがんだり、腰を捻るなどちょっとした動作がきっかけで突然激しい痛みに襲われます。
ただし、急な腰の痛みは必ずしもぎっくり腰とは限らないので、注意が必要です。

激しい痛みがある場合は安静にしますが、痛みがおさまったら過度な安静は禁物です。
様子をみて無理のない範囲で日常生活に徐々に戻していきましょう。
再発予防には腹筋と背筋を鍛えると良いです。

一時的な腰痛

多くは筋肉疲労や血行不良で痛みを起こします。
多くの場合は検査で異常は見つかりません。

基本的には薬物療法などで痛みを抑え、ストレッチや運動、正しい姿勢を保つことが予防につながります。
1週間経っても痛みが治らない、だんだん痛みが酷くなる場合は病院で検査を受けましょう。