腰痛の症状別治療法 その1

腰椎椎間板ヘルニア

多くは腰痛プラスお尻から足にかけての痛みや痺れを伴います。
椅子に座った時、前屈みになった時に痛みが増し、10代~60代に多く見られる疾患です。

痛みが激しい時期は、椎間板に負担をかけないようにして安静にします。
薬を使って痛みを抑え、治まってきたら保存療法(温熱療法、運動療法、コルセットの装着など)を行い、
過度な安静は禁物です。

骨の変形や変性に伴う腰椎症

背骨、椎間関節、椎間板が老化し、加齢により変形したり潰れたりします。
朝起きて動き始める時、長時間立ちっぱなしの時などに痛みが強くなります。
背骨の変形が起こると姿勢が悪くなる場合もあります。

これは加齢とともに誰にでも起こるので、生活に支障をきたす場合はまず保存療法を始めます。
痛みを改善し、日常生活を行えるようにします。
背骨が曲がってきた場合は杖を使うのも良い方法です。
痛みが著しかったり重症の神経障害が出ている場合は手術を検討します。

骨粗鬆症による骨折

初期は症状が全くありませんが、骨の変形や圧迫骨折が起こると突然強い痛みが起こります。
また、骨が潰れると背中が曲がってしまいます。
高齢者、特に閉経後の女性に多くみられます。

痛みが激しい時は横になり安静を保ちます。
現在は骨粗鬆症治療薬もあり、骨を頑丈にする薬を使って骨を丈夫にします。
患部を固定するためにコルセットや矯正ギブスを使います。
痛みが軽くなったらリハビリを兼ね、出来る範囲で少しずつ動きましょう。

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管が何らかの原因で狭くなり、神経やその周辺の血管などを圧迫し、さまざまな障害が起こる状態を指します。
歩いていると足が痛くなって歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになるという症状が出ます。
特に50代以降の中高年の人によく起こります。

神経の束全体である「馬尾」が圧迫されている時は、手術が第一選択となります。
痺れや痛みなどが強く、日常生活に支障が出る場合は早めに手術を受けましょう。

「神経根」が圧迫されている時は、まず保存療法を行います。
前屈姿勢になって楽になる、痛みが出たら前屈みになって休むなどして対処します。