どうしても!の時の薬物療法は効果大

ほぐしたり温めたり運動したりしてもなかなか痛みがとれない場合、あるいは、痛みが強くて日常生活に
支障が出てしまう場合、薬物療法を使って痛みを緩和する方法もあります。

薬はあくまで対症療法であり、痛みを軽減するために使います。
一定期間痛みを軽くし、痛みを発生させる物質を作ったり蓄積したりするのを防ぐ効果があります。
痛みが起こると筋肉が緊張して血行障害が起こったり、痛い部分をかばって変な姿勢になったりして
余計症状が悪化することもあります。
また、痛みの物質が生成、蓄積されるという悪循環に陥ることもあります。

薬物療法はその悪循環を断ち切って回復を早めてくれる効果もあります。

内服薬では、
・非ステロイド系炎症薬などの鎮痛剤(炎症を抑えて痛みを軽くします)
・痛みによって緊張した筋肉を弛緩させるための筋弛緩薬
ただし副作用として胃腸障害が起こりやすく、胃腸薬と一緒に処方されることが多いです。

神経障害がみられる場合には、ビタミン剤の投与も効きます。
・ビタミンE(血行を良くし、筋肉の緊張をほぐします)
・ビタミンB(神経の働きを良くし、痺れなどを緩和させます)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を助けてカルシウムを活性化させる)

・カルシウム剤(骨粗鬆症の治療に使われます)

一般的な薬をずっと飲み続けていると、薬が効かなくなってきたり、胃腸機能に障害をもたらすことがあるので、
慢性的な腰痛を持つ人に漢方薬を処方することもあります。

漢方薬で体を温めたり、血行を良くしたり、内臓を丈夫にしたりすることで体調そのものを良くする効果があります。
漢方薬は人によって合う合わないの差が激しいので、漢方薬が処方出来る医師に処方してもらうと良いです。

外用薬では、消炎鎮痛剤の湿布がよく使われます。

皮膚がかぶれやすい人には、抗炎症薬を含んだゲル剤や軟膏が処方されます。

外用薬は、吸収が早く患部に効果を集中させることが出来ます。
深部までは効果はありませんが、即効性はあります。

内服が難しい場合、坐薬の消炎鎮痛剤を使うこともあります。

しかし、薬のみの治療ではなく、他の療法や生活習慣の改善等も腰痛治療には必要です。